企画名

外れ値でみる理学
 

参加教員

教員名 所属 職名
宮路智行 数学・数理解析専攻 准教授
林邦好 京都女子大学データサイエンス学部 准教授
友枝明保 関西大学総合情報学部 教授
竹田航太 名古屋大学大学院工学研究科 助教
 

企画の概要

外れ値とは,標本集団の中で他のデータから著しく外れたデータのことをいう.時系列データにおいては変化点検知や異常検知などとも関連する.外れ値を知ることはパターンを知ることであり,データから知識を発見する糸口となるに違いない.実際のところ,それはどのようにして可能となるのか.過去に起きた変化の検知に加え,近い未来に訪れるかもしれない重大な転換点の予兆をとらえられるのか.我々が直面する課題に対して,既存手法はどのくらい適用できるのか.この SGでは,参加学生の背景にある理学の問題や経済・交通流などの実データへの応用実践を通じて,広い意味で外れ値にまつわる数理的・統計的手法を学び,その発展や応用の可能性について専門分野を横断して議論したい.また,参加学生の自主ゼミ・演習による外れ値検知・データ解析手法の学習を支援する.昨年度までのSGで議論してきた交通流への応用,統計力学やデータ同化との関連についても引き続き議論するが,新規参加者が追いつけるよう配慮する.新たな問題提起も歓迎する.

 

実施期間・頻度

隔週または月1回程度の頻度で定期的にセミナーを行う形式を想定している.また,それに加えて隔週1回程度の頻度で外れ値検知・データ解析手法の実装についての自主ゼミ・演習を行いたい.詳しくは参加者と相談して決定する.

 

TA雇用の有無

有り

 

問い合わせ先

miyaji.tomoyuki.4m*kyoto-u.ac.jp
(*を@に変えてください)